エコナイロンとは?再生ナイロンバッグの素材と使い方
「エコナイロン」は、商品名やシリーズ名として使われることのある言葉です。ただし、この呼び名だけでは、何を再生した素材なのか、再生原料がどのくらい含まれるのかまでは分かりません。
バッグを選ぶときに確認したいのは、素材欄にある具体的な表記です。リサイクルナイロンや再生ナイロンと書かれているか、混率は何%か、撥水か防水か。言葉の印象ではなく、表示されている中身を見ることが大切です。
この記事では、再生ナイロンの基本を整理しながら、formuniformのEco Nylonシリーズを例に、素材の表情とバッグの構造、日常での使い方を見ていきます。
エコナイロンという言葉だけでは、素材の中身は決まらない
ナイロンは、ポリアミドと呼ばれる合成繊維の一種です。丈夫さや伸びやすさを持ち、衣類やバッグなどに広く使われています。一般的なナイロンは化石由来の原料から作られます。
再生ナイロンの原料には、生産時に出る端材のほか、使用済みの漁網、カーペット、繊維製品などがあります。再生には、原料を細かくして作り直す方法と、化学的に分解して繊維へ戻す方法があります。そのため、「再生ナイロン」と書かれていても、原料や再生方法、混率は製品によって異なります。
また、再生素材であることは、自然に分解されることや、環境への負荷がなくなることを意味しません。新しい化石原料への依存や廃棄物を減らす方法の一つと捉え、素材表示だけでなく、長く使える製品かどうかも見る必要があります。
formuniformのEco Nylonは、紙のような張りが特徴
Suimokで扱うformuniformのEco Nylonシリーズには、回収されたフィッシュネットを再生したリサイクルナイロン100%の生地が使われています。素材表記は「リサイクルナイロン100%(撥水)」です。
表面には細かな皺があり、一般的な滑らかなナイロンとは違う、紙を思わせるシャリ感があります。薄い生地ですが、柔らかく垂れ下がるのではなく、折り目や中に入れたものに応じて輪郭が変わります。
撥水は、水をはじきやすい性質を表す言葉です。水の侵入を防ぐ「防水」とは異なり、完全に水を防ぐものではありません。
一枚の布を折り、書籍のページのような層をつくる
Eco Nylonシリーズでは、生地を切り分けて形を作るのではなく、一枚の布を余さず使うように折ることを前提に設計されています。蛇腹のように折った布が重なり、バッグの本体や外側の層になります。
エコナイロン 1/5 XSは、長さの異なる二つの面を上部でつないだ構造です。前後の布が重なる姿は、閉じた書籍のページにも似ています。折り目は装飾ではなく、生地を使い切りながら収納を分けるための形でもあります。
小さな1/5 XSは、小物を分ける
1/5 XSは、薄い本体を斜め掛けして使う小型のバッグです。長短二つの層があるため、頻繁に取り出す小物と、そのほかの持ち物を分けられます。ストラップは結ぶ位置を変えることで、掛ける長さを調整できます。
バッグ自体の軽さだけでなく、普段持ち歩く小物が無理なく収まるかを見ると、使う場面を考えやすくなります。スマートフォンやカードケースなどを入れても身体の近くに収まり、服の上で大きな面積を占めません。
同じ素材でも、バッグの大きさで使い方は変わる
Eco Nylonシリーズには、小型の1/5だけでなく、バックパックやトートバッグもあります。紙のような質感と折りの考え方は共通していますが、身体に掛ける小さなバッグと、荷物をまとめて運ぶ大きなバッグでは役割が異なります。
小物を分けるなら1/5 XS。荷物を一つにまとめたいなら、バックパックやトートの大きさが候補になります。持ち物の量と、肩掛け・斜め掛け・背負うといった持ち方を先に考えると選びやすくなります。
選ぶときは、素材表示と使い方を一緒に見る
エコナイロンのバッグを選ぶときは、まず再生ナイロンの混率と原料を確認します。次に、撥水と防水を混同していないか、バッグの構造が普段の持ち物に合うかを見ます。
再生素材という説明だけで製品のすべてが決まるわけではありません。何から作られ、布をどのように使い、日常で無理なく持ち続けられるかまで確かめます。素材と設計を一緒に見ることで、自分の使い方に合うバッグを選べます。
薄くたためるバッグのサイズと収納量を比べたい場合は、formuniformのドローストリングバッグのサイズ比較もご覧ください。






