本展示は、Jean Arpの作品「According to the Laws of Chance(1933)」から着想を得た習作です。Arpは紙を破り、それを偶然に任せて配置する手法を用いましたが、この展示では「コントロールされた/されていないような」状態や、「不規則の規則が偶然の規則を拒む」といった概念を探求しています。 断片的な形態と色彩が織りなす構成は、意図と偶然の間を漂い、視覚的な可能性を模索します。物質としての存在と抽象的な表現の狭間で、私たちの「見ること」への興味を喚起する試みとなっています。 理論的な探求と視覚的な快楽が日常に溶け込みながら共存し、そこに見る人それぞれの解釈が交差する空間をつくりだそうとしています。
清水悟 Satoru Shimizu
美術作家/デザイナー
印刷物や写真、場所の痕跡などの表層を独自の手法で転写・再構成し、それらの存在が持つ記憶や想念を空間インスタレーションや平面作品として表現する。一見、既存の空間を解体するような作業に見えるが、空間の移動に伴う人間の断片的なイメージの漂流を、ずらし、重ね、フィルタリングすることで、偶発的な多次元空間を創出する。
武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒業。
武蔵野美術大学空間演出デザイン学科非常勤講師。
主な展覧会
LTshop as an Artistic Practice (2014 - 現在)|外苑前
Interior (2016)|211外苑前
Soup Trip (2013)|Gallery ROCKET
Voyager in Voyager out (2012)|大森
The Starry Sky (2012)|路地と人
ひかりかがやくものをたべてはいけない (2010)|あいちトリエンナーレ2010
Maison Joujou (2008)|Yabyum
いろのないうみ (2007)|Corpo Sawamoto 外苑前
